120. 個人仕事, 303. 旅

旅学、やりました

少し日にちが空きましたが、先日開催した旅学の報告です。

9/21土曜に新潟市東区プラザで開催した旅学、
私がやろうとしている自由大学の新潟版、その初回でした。

初回ということで、どのくらい参加者が集まるのか、
どのような内容になるか未知数な部分がありましたが、
結果は予想を超える課題と収穫がありました。

課題と収穫については別記事で書くとして、
今回は当日の流れについてざっと書いていきます。

1時間目 自己紹介&旅紹介

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今回の旅学は定員を10名としていましたが、
そこまで集まらず、3名での開催となりました。
(0じゃなくてよかった・・・)

人数が少なかったので、自分とゲストの野島さんも加わります。

まず簡単な自己紹介の後に各自思い出の旅紹介。

事前に旅の写真を持ってきてほしいと伝えていたので、
その写真をみんなで囲んで見ながら、それぞれの旅話を楽しみました。

開始前は人数が少ないから盛り上がらないのでは、
という心配があったのですが、この不安はすぐになくなります。

みなさん話しが止まらないのです。
写真を見ながら、ここではこんなことがあった、
ここではこんなことを感じたなど、
その時のことを思い出して話していたので、言葉が次々と出ていました。

1時間自己紹介で確保していましたが、
話し出したら一気に熱量が高まって、
3人で予定の1時間をまるまる使うことになりました。

実は人数が少なくて結果オーライ。

2時間目 目的を持った旅

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2時間目はゲストトーク。
1人目のゲストは新潟県立大学の学生、野島萌子さん。

スタディツアーに参加して発展途上国の今を見てきた野島さんに、
「目的を持った旅」をテーマに話してもらいました。

全体の話しは、
スタディツアーに至るまでのステップ(アメリカでホームステイ)、
スタディツアーの様子・そこから得たこと・感じたこと、
これから目指すもの、という流れでした。

野島さんは、最初は国際協力をしたいという強い思いがあり、
大学に入ってからは世界の今を見ようという大きな目的を持って
世界を旅しました。

しかし、発展途上国の厳しい現状を知るうちに、
理想と現実のギャップを感じ、生半可な気持ちで関わってはいけない、
と思うようになります。

いくつかの海外経験を通して、現在の彼女が見ているのは、
世界ではなく日本、特に彼女と同じくらいの若い世代とのこと。

必死で生きている海外の人たちを見た後、
日本の若者の姿を見た時に「これではいけない」と思い、
彼らのために何かしたいと思うようになったそうです。

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旅をする中で当初の大きな目的が変わった野島さん。

一通り話し終わった後は、参加者のみなさんと一緒に、
旅する目的について話しをしました。

「突発的に」「面白そうなことをやる」「人に会う」
などの意見が挙がってきました。

共通しているのは、「知りたい」という欲求。
人、モノ、場所など、未知のものを見たいという好奇心こそ、
旅する目的の原点だと感じた2時間目でした。

話し合いの時間が短くなったのが心残り。。。

3時間目 人と会う旅

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3時間目はゲスト2人目の大野太郎さん。
自転車で日本全国を旅するサイクリストです。

大野さんは「人と会う旅」をテーマとして、
旅のターニングポイントとなった人との出会いについて
話しをしてもらいました。

大野さんの旅は人がその中心にあります。

それは特定の誰かに会いにいくというより、
旅する道中での偶然の出会いによる人、と言う方が合っています。

大野さんは自転車で旅している時、よく地元の人に声をかけるそうです。

それは自転車で旅する時間が孤独で、
その反動によるところが大きいとか。

地元の人と話すことで、ガイドブックにはない情報が得られることもあるし、
何よりその瞬間が旅の思い出になります。

そうやって出会った人との一期一会の機会を記録に残そうと、
大野さんは写真を撮らせてもらったり、
持って行ったTシャツに寄せ書きをしてもらったりしたそうです。

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面白かったのは、この寄せ書きTシャツに書かれている内容が、
大野さんへの応援メッセージではなく、書いた人の願いだということ。

まるで七夕のお願いのような感じです。

こんな「みんなの願い」を乗せて走る旅もいいものだと思いました。

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話し終わった後は、自分たちが旅で出会った面白い人について
大野さんが用意してくれたシートに書き出し、
グループになって紹介しました。

私も輪に加わって出会った面白い人を紹介しました。

旅で出会う人たちは、たとえ短い時間しか一緒にいられなくても
強く心に残っているものだと、話しを聞いて思いました。

最後に、大野さんは「自分でできることには限界がある」と話してくれました。

もし誰とも関わらず、たった1人で旅をしていたらどうなったでしょうか?

大野さんはたくさんの人に助けられたからこそ
旅を続けてこれたと言います。

自分のことを思い返してみても、旅を彩ってくれたのは
場所よりも食べ物よりも人でした。

「人と会う旅」は、最も楽しく贅沢な旅の1つなのかもしれません。

4時間目 価値観が変わる旅

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4時間目はゲスト3人目の野呂さんのトーク。

野呂さんは大学卒業後に、SNSで世界の今を伝えながら
世界一周を果たしたという経歴の持ち主。

世界一周前にTwitterで知り合って、
旅の終わりまでその動向を楽しくチェックしていました。

今回旅学を開催しようと決めた時、真っ先にゲストをお願いしました。

今回野呂さんに話してもらったのは
価値観が変わった3回の旅について。

1回目は初海外となるタイ。友人と2人で1ヶ月ほどの滞在。
ここで感じたことは「自分はどこでも行けるんだ」ということ。

2回目のモロッコ1人旅では、
現地の人から「私は世界を回れないから、あなたがやってください」
と言われ、恵まれた日本と、自分が日本人であることを実感したとのこと。

そして3回目の世界一周では、
各地で様々な人や文化に触れた後に日本に帰ってきて、
高校生が買い食いしている姿を見て衝撃を受け、
旅は日常にある、旅は生きることだと感じたそうです。

初めて見る国々の風景と、その地を訪れた日々の話しに耳を傾け、
野呂さんの世界一周に思いを馳せました。

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最後の20分ほどでワールドカフェ。

2グループに分かれて、各自の価値観が変わった体験について語りました。

次々と出てくる体験を聞いていると、
「価値観が変わらない旅などない」と思ったのです。

時間をオーバーして話しが盛り上がったまま、4時間目が終了しました。

5時間目 まとめ

本来ならたっぷり1時間をかけて、
今回の旅学の振り返りと、自分にとっての旅の再定義をしたかったのですが、
3人のゲストの話しとグループワークが長引いて、
十分な時間を確保することができませんでした。

ですので、全員が一言ずつ今日の感想を言って終わりました。

全員の意見を集約すると大きく3つ。

 ①自分と違う旅を聞いて、視点の違いを感じた
 ②講義の内容が多くて、頭の中が整理できていない
 ③旅に出たくなった

十分な時間がないながらも、
感想の一言に言いたいことが凝縮されていたように思います。

特に③が大事で、ここでは自分で考えて行動することを目的として掲げているので、
「自分で動きたい!」という思いが芽生えたことは
とても嬉しいことです。

ここからまた新しい旅が生まれそう、
そんなことを感じさせてくれた短いまとめの時間でした。

 講義の終わりは新しい旅の始まり
 

普段会えないたくさんの旅を見ることで、
参加者自身が新しい旅、新しい世界を感じることができた今回の旅学。

新しい旅を探す1日だけの旅を、こうして無事終えることができました。

報告は以上ですが、当日の感想や課題・これからの展望については、
また別記事で紹介する予定です。

それでは、参加者のみなさん、ありがとうございました!

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2013-09-27 | Posted in 120. 個人仕事, 303. 旅Comments Closed