303. 旅

スポーツの島、佐渡 〜観光は見学から体験へ〜

こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

先日から2回に渡って佐渡国際トライアスロン大会について書いてきました。

 佐渡トライアスロンに参加してきました その1
 佐渡トライアスロンに参加してきました その2

見てるだけの大会と、出場者になった大会は全然違って、
思ったよりずっときつくて、ずっと楽しい大会でした。

もっと早くから出ればよかったと少し後悔しています。

さて、そんな佐渡トライアスロンですが、
結構歴史が長くて、今年で26回を迎えました。
(平成元年に第1回開催なので、平成の年数と開催回数が同じです)

自分が小学生の頃にはすでに開催されていて、
トライアスロンが始まると秋になるという風物詩になっていました。

このトラアスロンが始まったきっかけは、
佐渡の地域活性化を図るためでした。

佐渡へ訪れる観光客が年々減少する中、島として何か対策をとらないといけない。
その中で目をつけたのがトライアスロンでした。

「若者から中高年まで幅広い年代層が参加できるトライアスロン競技は
 『明るい佐渡』のイメージを打ち出すのに絶好なイベントである」
というのが選ばれた理由です。

 スポーツアイランド佐渡市の取り組み

当時は島全体で行われるイベントがなかったので、
トライアスロンは島一丸となって関わる一大イベントになりました。

参加者も年々増え、
今では抽選で高い倍率を突破しないといけないくらい人気大会になりました。

このトライアスロンの成功を機に、
佐渡は「スポーツの島」として認知度を高めようとしてきました。

まず、厳しい日本海の冬が終わりを告げる4月、
佐渡トキマラソンが開催されます。
フルマラソン、ハーフマラソン、10キロのタイプがあり、
制限時間はゆるやかで気軽に走れます。
まだ歴史が新しく、今年で5年目になります。

GWが終わって穏やかな天気が続く5月には、
2014佐渡ロングライド公式WEBサイトが開催されます。
自転車で佐渡1周または半周するイベントです。
3,000人が参加する国内最大級のロングライドで、来年で10回を迎えます。

夏休みがあり1年で最も人が多く賑わう8月には、
佐渡オープンウォータースイミングが開催されます。
昨年から始まった大会で、佐渡トライアスロンの参加資格認定レースにもなっています。
(スイム担当者は指定の大会でスイムを完泳していないと参加できない)
今年は約500名が参加したそうです。

そして夏が過ぎ田んぼに稲穂が実る9月には、
佐渡最大のスポーツイベント佐渡国際トライアスロン大会が開催されます。
スポーツの島に恥じない大規模なイベントで、リピーターも多い大会です。

1年の流れで言うと、マラソン→自転車→水泳→トライアスロンと来てますね。
最後にトライアスロンがあるのがいいです。盛り上がるので。

他にも佐渡金山ヒルクライム佐渡トキツーデーウオーク
といったスポーツイベントがあります。

これほど大規模なスポーツイベントがいくつも開かれる地域は
それほど多くないのではないでしょうか。

以前、「里山資本主義」の本で有名な藻谷浩介さんは、
佐渡のことを「一度行ったら二度と行かない島」と評していました。

その言葉の通り、かつて100万人を超えた観光客の多くは一見さんで、
リピーターとなる人は少なく、時代とともにどんどん観光客は減少していきました。

佐渡が新潟県にあることを知らなくても、
佐渡と言えば金山や朱鷺を思い浮かべる人が多いと思います。

観光客の多くは定番のようにこれらを見学するのですが、
相当歴史好きか鳥好きでなければ、何度も訪れることはありません。

ただ観光地を見学するような観光では人は呼べないことを佐渡の人たちは学びました。

そこで打ち出した解決策が「見学から体験へのシフト」。

観光客をただ見るだけの傍観者から、
自分でも何かやる参加者になってもらうことで、
より佐渡の魅力を感じてもらい、リピーターになってもらおうとする動きが起こってきました。

佐渡の場合はスポーツを軸として、
佐渡でしか体験できないイベントを企画してきました。

その結果、トライアスロンに関しては国内最高峰の大会として認知されるようになり、
毎年のように参加するリピーターを生み出しました。

そこから派生して、マラソンやロングライドなどに参加する人も現れました。

見学から体験へのシフトが少しずつ成功していると言えます。

人が体験を求めるという傾向は、これからより強くなっていくと思います。
体験とはすなわちライブ感のこと。

そこに行かなくてもできることが増えれば増えるほど、
そこに行かないとできないことの価値は高くなってきます。

だからこそ、観光地には「そこに行かないと体験できないものは何か」
という視点がより重要になってくるのでは、と思います。

以上、今回佐渡トライアスロンに参加して感じたことでした。

自分が参加したことがある大会は、マラソンとトライアスロンなので、
来年はロングライドとオープンウォーターにも参加して、
スポーツイベント制覇を狙ってみたいと思います。

挑戦したい方は随時募集していますので、ぜひお声がけください!

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2014-09-11 | Posted in 303. 旅Comments Closed