こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

この三連休に開催された新潟シティマラソンに参加してきました。
去年はハーフ、今年はフルに挑戦。

最後にフルマラソンを走ったのは8年前ですけど、
その時は友人と一緒に走ったので、1人でタイムを目指すのは10年ぶり。

フルマラソンを走りきる体力をつけるために、
暑い夏の間から走る距離の伸ばして練習を続けてきました。

その結果、苦しみながらも完走。
目標タイムには届きませんでしたが、10年前の記録とほぼ変わらず、
悔しさと練習の成果を同時に実感する大会となりました。

では、以下当日のレポート。

レース前

前日から雨が心配されていた通り、
朝起きると昨夜からの雨がまだ降り続いていました。

雨のレースになることを覚悟して、コンビニでレインコートを購入。
体が温まるまで雨風をしのぐ作戦をとりました。

会場近くまで車で移動し、コインパーキングから会場までは徒歩。

7時少し前に会場に到着すると、すでに多くのランナーが集まっていました。

雨で外に出られないので、屋根のある場所にみんなが避難していて、
着替える場所もないくらい混みあっていました。

仕方なく通路の端で走る身支度を整え、手荷物を受付に渡して準備完了。

今回はウイダーinゼリーのようにエネルギージェルを途中で補給する予定にしていたので、
ポケットに入っていることも確認。

今までレースでは使ったことがなかったので、効果は半信半疑でしたが、
効いたらラッキーくらいの気持ちで、お守り代わりに持っていました。

スタート位置に集合する前に競技場を軽く一周。
体の痛みも疲れもなく、コンディションはベスト。
良い走りができる予感がありました。

また、地元の大会だけあって、
アップ中からスタート位置に着くまで何人かの知り合いと会いました。

その後、互いに好レースを祈ってスタート位置へ。

自分はBブロックからのスタートで、スタート位置はかなり前の方でした。
周りのランナーを見るとやはり速そうな人ばかり。

そういう人たちを見ていると、迫り来るスタート時間もあって、
少しずつ緊張感が高まり、レースの実感が湧いてきました。

この時点で雨はあがり、曇り空で気温が上がりにくい絶好の天候に。

こうしていよいよ長い42.195kmのレースが幕を開けました。

レース中

8時にフルマラソンスタート!

去年のハーフではスタート後1mは混雑して、
予定より1分も遅れてしまったのですが、
今年はスムーズで1km5分の設定タイムから5秒ほどしか遅れず通過。

序盤は市街地を走るため、
雨にもかかわらずたくさんの応援がありました。

知人が応援していたようですが見つけられず。
ただ、別の知人を発見、てっきり走ってると思ってた人でした。

7km付近でコース中初めてとなる上り坂(千歳大橋)を通過。
全くペースは変わらず。
この流れで10km通過。約50分で設定通り。

12kmを過ぎると、いよいよこのコースのメインとなる海岸線へ。
13km〜37kmまで、折り返しを含んでずっと海を見ながら走ります。

とは言いつつ、松林や砂丘があるせいで、
コースの半分も海を見ることができません。
加えて天候が悪くあまり綺麗とは言えない海・・・

ですので、景色には期待せず、
ひたすら前のランナーを追いかけるプランにしました。

15km〜20kmは同じペースの人を見つけてくっついていきました。
おかげで精神的にも肉体的にもリラックスした状態でクリア。
走っている時間はそれほど長く感じられずに中間点まで辿りつきました。

折り返し付近では、先を行く何人かの友人とすれ違い、
その度に声を掛け合いました。
折り返しコースだとこういうやり取りがあって好きです。

折り返しを過ぎ、中間点の通過タイムは1時間46分。
このままのペースで後半走ると3時間32分。
体力にはまだまだ余裕があったので狙えると思っていました。
この時はまだ。

中間点を過ぎた直後に大きなアップダウンがあったのですが、
そこを下り終えて上っている時、今回初の疲れを感じました。

ただ、上り終わってまた同じペースの人を見つけて走ったら
すぐに疲れが消えたので、特にペースを変えずに走り続けました。
ここでペースを落とさなかったことが、
今振り返ると負のターニングポイントだった気がします。

このランナーが自分の設定ペースより速く、
1km4分50秒くらいのペースで走っていました。

体力に余裕があると思っていた自分は、
特に息苦しさもないので付いていくことにしました。

しかし、28km付近のゆるい上り坂に差し掛かった時、
これまでの疲れが一気に襲ってきました。

体が一気に重くなり、前へ進むエネルギーがなくなっていることに気づきました。

事前に用意したエネルギージェルを30kmの給水手前で摂取。
しかし時すでに遅し。

ここで一気にペースダウンして、1km6分までタイムが落ちました。

ここから残り12kmが今までのレースのどれより辛かったです。

給水後の下り坂を利用してスピードを上げたら、
何の前触れもなく急に足がつってしまいました。

幸いすぐに収まったのですが、
いつ爆発するかわからない状態だったので、
走って歩いてを繰り返して進みました。

体力にはまだ余裕がある感じだったのに、
足がつったせいで全力で走れないことがものすごく悔しかった。

当然ですが後続のランナーには次々と抜かれていきます。
精神的にも堪えました。

それでも走り続けられたのは、
この半年間の練習の成果を残したかったから。

ここでリタイアしたら、
夏の暑い日に走った日々が無駄になってしまうような気がして、
歩いてでも完走しようと思い続けて走りました。

30km以降は市街地が近いからか応援も多く、
知人もたくさん応援してくれて励みになりました。

40kmを超えた時には1km7分近くまでペースが落ちていました。
相変わらず歩いて走っての繰り返し。

止まって歩いて走っての繰り返しは思った以上に体力を消耗するようで、
この時点で筋肉はボロボロ、体力はカラカラの状態。

ラスト2kmの長さを嫌というほど感じながら、競技場へと近づいていきます。

最後、競技場の入口からダッシュしようと思いましたが、
とてもそんな余裕はなく、歩かないようにするだけで精一杯。

最後は止まるようにゴールに入って行きました。

レース後

IMG 7157

タイムは3時間48分と目標よりかなり遅れてしまいました。

前半抑えて行くべきだと前々からわかっていたのに、
いざ走ってみるといけると思って序盤から飛ばしてしまいます。

高橋尚子さんが「悪魔の誘惑」と呼んでいた前半のペースアップ、
自分もその誘惑にまんまと乗せられてしまいました。

前半の21kmをあと3〜4分遅く通過していたら、
後半ここまでタイムが落ちることなく、
総合で良いタイムになっていたと思います。

フルマラソンは練習で体を鍛えることはもちろんですが、
42kmをどういった戦略で走るかも重要になると実感する大会でした。

経験も必要になってくる。

今回はマラソンの教科書に載りそうなくらい典型的な失敗レースですが、
この失敗は必ず今後に生きてくるだろうし、
絶対生かしたいと思っています。

体へのダメージが大きいので、
年に1,2回しかフルマラソンを走りませんが、
次は練習だけでなく、当日の流れもしっかり決めてレースに臨みます。

当面マラソンに飽きることはなさそうです。

今年のレースはこれでおしまい。

来年は3月に新潟市で開催されるハーフマラソンの大会か、
毎年恒例の佐渡トキマラソンに参加予定。

来年も記録更新目指して頑張ります!

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