202. 暮らし方

移住者より関係人口を増やす

こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

東日本大震災以降、都市から地方へという流れが強まり、
地方の豊かな自然と顔の見える人間関係を求め、
地方に移住している人が増えています。

 14年度、1万人超え 5年で4倍 毎日新聞など調査

多くの地方自治体では移住を推進していて、
仕事や住まいを斡旋して移住者を増やそうと奮闘しています。

実家のある佐渡市でももちろん移住支援を行っていて、
一定期間お試し移住ができたり、
移住後の住宅の紹介や補助を行ったりしています。

移住者は多くの場合地元について詳しくないので、
現地の人のサポートがあるととても安心すると思います。

ただ、移住支援の話を聞くたびに思うのは、
移住者の受け入れを強化するだけでは、
地方の衰退は止まらないということです。

なぜなら、移住者はそこまで劇的に増加しないからです。

移住者は地域内においては目立つ存在なので、
何か新しいことをしたり、大きな志を持っている人は
すぐに名が知れ渡ることになります。

そうすると、移住者の人数は少ないのに
何か劇的に状況が好転したような錯覚に陥ってしまいます。

移住したいと心の中で思う人は多くても、
実際に仕事を変えて住まいを変えるとなると、
なかなか踏み切れない人の方が多いです。

日本全国様々な自治体が移住推進をしても、
なかなかその数は増加しませんし、
むしろ全国で少ない移住者を奪い合うという状況になっています。

ですので、移住者に過剰な期待を寄せて、
彼らこそが街を良い方向へ導いてくれる、
という幻想を抱くことはとても危険だと思います。

移住者を増やす代案として、関係人口を増やすことが考えられます。

関係人口とは、その土地に住んでいるわけではなく、
別の土地に住んでいながらその土地のことを応援する人のこと。

自分の故郷の佐渡で言うと、
準市民というサポーター制度があります。

 参考:佐渡 準市民制度のご案内(新潟県 佐渡市)

たとえ移住してその土地に住むという覚悟がない人でも、
その土地を好きになって、サポートすることは可能です。

しかも、その土地に住むという制約がなくなれば、
1人でいくつの土地のサポーターになってもいいので、
人を奪い合うという移住者の問題もクリアできます。

自分の場合は実家のある佐渡のサポーターです。

今は海を渡った新潟市に住んでいますが、
佐渡準市民に登録していますし、
スポーツの島を謳う佐渡のイベントには毎年参加しています。

これによって、わずかではありますが佐渡のためにお金を使っていますし、
こうしてブログに取り上げたり、Twitterで紹介することで、
少なからず宣伝にもなっています。

移住者を何百何千人と増やすことはとてつもなく大きなハードルですが、
関係人口を同じだけ増やすならば現実味を帯びてきます。

そして、一定数の関係人口が集まれば、
その中から地域のことを気に入って移住へと向かう人もいるかもしれません。

移住と観光の中間にくらいに位置する関係人口を増やすことで、
遠回りかもしれませんが当初の目的である移住者増加も見込めると思います。

今後20〜30年のスパンで日本が人口減少社会になることは確実です。

その未来予測から目を背けて、
実現不透明な移住者増加を掲げても、
かけ声だけで終わってしまう可能性があります。

たとえ覚悟を持って移住する人が少なくても、
気軽な気持ちで遊びに来たり、
外から応援してくれる人が増えるようなオープンさがあれば、
きっと日本の地方は未来でも残っていくはず。

そんな希望的観測を現実にすべく、
自分は佐渡を応援しつつ、新潟の関係人口を増やせるように、
面白い個を目指していきたいと思うのです。

では、明日も良い1日になりますように。

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2017-02-08 | Posted in 202. 暮らし方Comments Closed