203. 関わり方
甘いと言われても、友達を切り捨てたくない
こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
最近週末1日は子どもと一緒に過ごしているので、
その日は1冊本を読むようにしています。
自分は図書館で本を借りることが多いのですが、
目当ての本がないとフラフラと館内を回って、
気になった本を借りて帰るようにしています。
今回はこのパターンで、借りたい本が貸し出されていたため、
見回って気になった本を借りてみました。
借りた本は堀江貴文さんの「君がオヤジになる前に」。
年齢ごとの典型的な悩みに答える形で書かれています。
堀江さん自身が「空気を読まないで議論する性格」と言っているように、
かなり厳しい言葉も混じっています。
1つ1つの意見は、かなり賛否両論分かれるだろうと思われ、
自分も共感できる部分と、これはどうだろう?と思う部分がはっきり分かれました。
この本の中で一番心に残った箇所で、最も共感できなかったのは、
「今の仲間を切り捨てて新しい人間関係を作る」
という内容です。
堀江さんは独立や会社の規模が大きくなるなど、自分のステージが上がったら、
意図的に今の仲間を切り捨てて新しい人間関係を作ってきたそうです。
昔の仲間と一緒にいても自分自身が成長できないし、
何より楽しくないからというのが理由です。
ただ、そこに自分は全く共感できませんでした。
自分は友達には同じような成長も刺激も求めてないのが、
共感できない最大の理由です。
だから、たとえ自分が独立したり、社会的地位が高くなったとしても、
今付き合いのある人たちとは、これからも付き合っていきたいと思っています。
自分の考えが変わって疎遠になるのは仕方ないけど、
意図的に切って次に行きたくはない。
そうやって次々と友達を切り捨てていった後、死ぬ時に何が残るんだろう。
自分が何かを成し遂げたという達成感よりも、
最期に周りに誰もいないという絶望感の方が大きいような気がします。
「人の価値はその人が死んだ時どれだけ多くの人が涙を流してくれるか」
というのは、るろうに剣心で出てくる台詞ですが、
自分はその言葉のような最期にしたいです。
そして、たとえ非効率的であっても、
かつて同じ時間を過ごした人たちとは、これからも友達でいたいと思うのです。
最近はFacebookのおかげで、
学校卒業以来会ってなかった人たちと次々に再会しています。
また、互いの近況が見れるので、声をかけやすく感じます。
佐渡トライアスロンに参加したのは、まさにFacebookで近況がわかったからです。
そうやって仲良くなった人たちと何かをやって、
時々昔話をしながら、また何か新しいことをやっていけたら、
それこそが素敵な人生だと自分は思います。
何を優先するかは人それぞれ。
成功や効率化を重視して友人を次々と変えたり、
家族と数人の友達で完結する生活も、
幅広い友人とまんべんなく付き合うのも、
それぞれ1つの生き方です。
どれを選ぶかは、何を求めているかで変わってきます。
みなさんはどんな友達を望みますか?
友達との付き合い方を考え直すと、
これからの人生で目指すものがぼんやりと見えてくるかもしれません。
では、明日もよい1日になりますように。
