こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

ワークショップという単語が普及して、もうどれくらい経ったでしょうか。
実際に参加したことがある人も多いと思います。

自分もまちづくり、教育、福祉など、
この数年でワークショップに参加する機会が何度かありました。

ワークショップの手法は様々あって、
個々に紹介すると長くなるのでここでは紹介しません。

ただ、大きなテーマが決まっていて、
今まであまり接点のない人たちが集まって、
テーマについて意見を出し合って、最後に結果を発表するという流れは
どのワークショップでも共通していたように思います。

さて、これらのワークショップ、
お誘いを受けたものもあれば、自分で申し込んだものありますが、
何度参加しても「また参加しよう!」とは思いませんでした。

ワークショップで話し合った内容は意義あるものですし、
そこに参加している人たちもテーマに関心のある人たちなので、
環境としては決して悪くないのですが、
それでも満足できたワークショップはほぼ皆無です。

最近は「ワークショップ」という単語に対して
ある種の拒否反応さえ示すようになってしまいました。

このワークショップに対する物足りなさの原因はなんだろうか。

そう考えたときに頭をよぎったのは、
「テーマが先か、交流が先か」というフレーズです。

どういうことか。

一般的にワークショップでは課題が先にあって、
その課題に対して興味ある人が集まっています。

基本的に参加者は課題を解決することが目的で、
参加者個人同士が交流するまで発展することは多くありません。

多くのワークショップでは、話をしてその場は盛り上がるのですが、
その場限りの盛り上がりで次に続くことがほとんどありませんでした。

自分はそうじゃなく逆の流れにしたい、
つまり、個人同士の交流が始まった後にテーマを決めていきたいと思っています。

お互いが打ち解けていない状態では、
互いのことを気遣ってなかなか思ったことが言えませんし、
何より話している時の熱量が違います。

いきなりテーマについて話すのは、順番が違うのでは?

その場に集まった人たちの考えをもっと知りたい。
ずっとワークショップに抱えていた違和感、物足りなさの原因はここにありました。

自分は「こんなこと考えてる」「こんな活動している」「やりたいことはこれ」
という価値観、生き方を今後もどんどん発信していく予定です。

まず土屋裕行という個人を世間に公開することで、
土屋に興味を持った人が集まってくる。

それからテーマを決めて話し合ってみるのが面白いと思っています。

集まってくる人たちの多くは、自分に近い価値観を持っているはず。

だから最初から話が会うことが多くなるだろうし、
そんな人たちと話していると自然とテーマが生まれそうな気がします。

そのテーマに向かってみんなで取り組んでいく。
形式的なワークショップより、そんな流れが自然で良いと思うのです。

ワークショップを生業にしている古瀬正也さんは、
ワークショップについて書かれた論文の中で、
「会話→対話→議論の順に進めるのがベスト」と述べています。

会話とは関係性を築くもの(=雑談)、
対話とはお互いの価値観や言葉の意味を交換すること、
そして議論とは互いに自分の論を述べ合うこと。

こうやって少しずつ関係性を築いた後、
ワークショップで議論するのが効果的とのことです。

この意見には実体験から全面賛同。
まず関係性を築くこと。議論はそれから。

今後もワークショップのお誘いを受ける機会は多くあると思いますが、
参加することだけに満足する時期はとうに過ぎているので、
その先を考えて行動しようと思うのです。

では、明日も良い1日になりますように。

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