305. 教育
先生はYouTube
こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
先週末はこの冬2回目のスノーボードへ行ってきました。
暴風雪という悪天候の予報通り、
海沿いは強い風と雪でどうなることかと思いましたが、
スキー場はそこまで風が強くなく、何とか滑ることができました。
ただ、午後からは雪が強くなって一気に視界が悪くなり、
雪が大量に降り積もったコースをゆっくりと滑ることに。
天候に左右されやすい屋外スポーツの難しさを実感しました。
今回のスノーボードでは目的があって、
それは「スピンの精度を高める」というもの。
昨シーズンで何とか180度回転させるトリックができるようになったので、
今シーズンはその精度を高めたいと決めていました。
そのためには、我流でやっていたやり方を改めて、
上手い人の技を見た方が良いと思い、
前日にYoutubeでいくつかの動画を見て学びました。
自分の滑りを公開する人もいれば、
解説付きでわかりやすく話す人もいて、
今まで曖昧だったスピンの時の注意点・ポイントが明確になりました。
そのおかげで、当日は今までよりきれいにスピンができたと
実感できるレベルまで上がりました。
自分がスノーボードのトリックを学ぶのに使ったのはYouTubeの動画のみ。
他には教材は一切使っていませんし、スクールにも通っていません。
それでも、それなりに滑って技を楽しむことができるレベルにまで達することができました。
これは別にスノボに限った話ではありません。
陸上やり投げでは、ケニアのジュリアスイェゴ選手が、
指導者のいない中でYouTubeを見て練習し、
何と世界選手権で金メダルを獲得してしまったという逸話があります。
Special Interview 男子やり投ジュリアス・イェゴ
彼の身体能力がずば抜けていることもありますが、
専属コーチをつけずに世界のトップになるのに
YouTubeの動画が一役買っていたことは疑いようがありません。
また、YouTubeの躍進はスポーツの世界にとどまりません。
友人から聞いた話では、小学生の中には
「塾よりYouTubeなどのネット動画の方が役に立つ」
と言う人もいるそうで、教育の世界にも大きく影響を与えています。
YouTubeでは英語の学習方法や大学受験用講義など、
無料とは思えないほどの動画が登場しています。
これらを見て学習すれば、教育コストは格段に下がり、
いつでもどこでも学習を始めることができます。
先生はYouTube
ただ知識を得るだけなら、ネットで手軽に無料で得ることができます。
教科書に書いてあることをただ読むだけという、知識を伝えるだけの先生は
今後間違いなくYoutubeのような動画の躍進によって消えていくはず。
人に知識を伝えてきた先生の役割は今大きく変わろうとしている、
Youtubeでスノボ動画を見てそんなことを思いました。
では、明日も良い1日になりますように。
